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2025.04.21 column

2025年4月『イチジク講習会』レポート

ガーデンガーデンでは愛知県蒲郡市にあるイチジク農家さん「マルシンファーム」さんと一緒に講習会を開催しております。

今回は2025年4月に行った講習会の様子をお届けいたします。

今回のテーマは「上芽剪定」です。

では早速作業風景を見ていきましょう。

講習会当日、4月19日現在のイチジクの樹の様子です。イチジクはスロースターターなんです。

中には写真のように芽吹きのある樹もあります。今回はこの写真のように真上、空に向かって芽吹いた「上芽(うわめ)」を剪定していきます。

この写真は3月の講習会で行った挿し木した枝です。たった1か月で発根して、新芽が膨らんできました!

この枝は3月の講習会で新植(新しく植えた)イチジクの樹です。残す芽を選んでいます。写真の奥に見える支柱に枝を沿わせるためにどの芽に残すかという大切な作業です。伸ばしていく芽は左右に2本のみですが、この段階では保険をかけて4本の芽を残しています。

支柱の高さは40cmです。酒井さんいはく露地栽培ではこの高さがオススメとの事。もっと低くしたこともあるが、雨の泥はねで病気になりやすかったので木の高さ40cmにしていると言われていました。

新芽はカッターなどで切り落とします。必要な芽を切り落とさないように確認を大切に!

カット!芽を切るのは怖いですが、やらない方が木にとって悪い影響となります。失敗も成功のうちです。

今回のテーマ「上芽剪定」です。こういった芽は生育期間の4月~8月頃まで発生します。常に剪定しましょう。

この写真は「下駄ばき芽(げたばきめ)」といいます。このままにしてもほとんど成長が見られない(実もつかない)ので、すべて剪定していきます。※昨年は猛暑もあり今年はたくさん下駄ばき芽が出ていると言われていました。

剪定時の注意点! イチジクの樹液が肌に触れないように気を付けましょう。かぶれます。そのため必ず手袋をしましょう。樹液が手についたら早めに水で洗い流しましょう。※普段は白色の樹液ですが、今回は透明の樹液が出てきました。

天候にも恵まれ楽しい講習会となりました。またのレポートをお楽しみに!

イチジク講習会2月の内容を見る

イチジク講習会3月の内容②「挿し木」を見る

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