TOPICS

2024.05.23

バラ最盛期の渡辺邸を訪問!

こんにちは、バラ企画第2回目となりました。
今回はバラ最盛期の渡辺邸へお邪魔しました!
今回訪問時の渡辺邸はとてもたくさんのバラが咲き誇り、圧巻の景色となっていました。
(動画が公開されるころは遅咲きのバラがまだ楽しめるようです!)

たくさんのバラの写真もお届けいたしますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

また動画で見たい!
と言う方はこちらのリンクからYouTubeへ移動できますので映像でもオープンガーデンの雰囲気を味わってください!

オープンガーデン渡辺邸に咲くバラ

それではここからは実際の写真とともに、渡辺邸に咲くバラを5種類ご紹介します。

①シャトードゥシュベルニー

シャトードゥシュベルニーは淡い黄色が綺麗なバラです。
渡辺邸では濃い色のオベリスク(塔型のオブジェ)と絡めていて、濃いグレーのような色と淡い黄色のコントラストが美しかったですよ。

病気に強くて育てやすいことと、柑橘系の香りがさわやかで良いのもおすすめポイントです。色が鮮やかな黄色からレモンのような黄色に変化していくところも見どころです。

②オデュッセイア

オデュッセイアは、まっすぐ上に伸びる木立ち性と半ツル性の間の品種で上に向けて鉢植えなどでも楽しめますし、ツルを這わせて上に伸ばして楽しむこともできます。
そういった点で初心者ガーデナーにもベテランガーデナーにもおすすめです!

渡辺邸ではパーゴラに這わせ、たくさんのバラの花を上の方まで咲かせていました。

③マイローズ

マイローズは病気に強く長持ちすることで有名です。「しかも首も強いので花が前にたれてこなくて良いです」と渡辺さんはおっしゃっていました。
花の重みでたれてしまうと花が下を向いてしまいますし、首が強いのは良い特徴ですね!

バラといえばこの色!というような真っ赤な色がゴージャスで見惚れてしまいます。

マイローズの香りは強くないので、香りが苦手な方にもおすすめのバラですよ。
また他のバラに比べて花弁が落ちづらいので楽に育てられる点も高評価できそうですね。

④ラ・ドルチェヴィータ

ラ・ドルチェヴィータは今まで紹介したバラたちよりもコンパクトな品種です。
そのため鉢植えや樹木のように上に向けて地に植えても育てることができます。

あまり背が高くならないので、屋根まで這っていくと困る!というお庭でも安心して育てられそうです。
バラをはじめて育てるという方には大きくなりすぎず、育てやすいかもしれませんね!

⑤ルージュピエールドゥロンサール

こちらは赤色が鮮やかなバラです。
渡辺さんのお庭では茶色のフェンスからたくさんの花々が顔を出していたのが印象的でした。

ルージュピエールドゥロンサールは病気にも強い品種ですし花もちも良いので初心者ガーデナーにもおすすめのバラです。

また香りもスパイシーで強めなので視覚だけでなく嗅覚でも楽しめますよ。

今回聞けたバラ庭園をきれいに見せるポイント

①バラの足元や上に他の植物を植える

実際に渡辺邸では、バラの足元に斑入りのイタドリとクロミツバを絡ませて植えていたり、別のバラでは少し上の空き部分に、多肉植物を缶に植えて吊るしていたりしていました。

特に栽培して何年もたっているバラは足元が空きやすいのでそのあたりをちょうどよい高さの他の植物を植えているようです。
それにより下の方に空間が出来ず植物の緑で埋まってとても美しく感じました。

②生育旺盛なツルのバラを屋根まで這わせる

渡辺邸にあるバラ、マニントンモーブランブラーはツルが生育旺盛でよく伸びるので、後ろの建物の屋根まで這わせていました。

そうすることで屋根の上にもバラの咲く範囲が広がり、美しい風景をつくりだせます。

その時に全て上に這わせるのではなく、来年の風景を予想しながらまだ咲いてないシュート(元気に根元の方から伸びる新枝)の中から下ろすツルと上げるツルを構想していくのがコツのようです。
こういったシュートなどの剪定について渡辺さんは12月・1月くらいからはじめているそうで、そのくらいからやらないと間に合わないそうです。

③バラだけじゃなく他の花を絡ませて混ぜる

渡辺さんは1種類のバラを這わせて広範囲に栽培するのではなく、数種類のバラや他の花を絡ませて範囲を広げていくと仰っていました。
たしかに1種類のバラよりいくつかの種類の花々が混ざっているほうが華やかに感じますね。

そのことについて渡辺さんは「花束のように」と仰っていました。
とてもわかりやすい例えだと思います。

バラを栽培するときは咲く前から、育ったら花束のような雰囲気にしたいと頭の中のどこかに入れておくと美しい庭園ができそうですね。

④オベリスクなどのオブジェは咲くバラの色と合うか考える

花がまだ咲いていない苗を植えたら、絡ませるオブジェも置きたくなりますよね。

しかしバラの花の色とオブジェの色の兼ね合いで見え方もだいぶ変わってきます。
花が咲いていないとつい花の色のことまで考えずに置いてしまいそうですが、ぜひ花の色もちゃんと考えたオブジェを置いて、渡辺邸のようにオブジェがあることで映える庭園にしたいですね。

(渡辺さんおすすめの木製オベリスクはこちらのお店のものだそうです↓
ガーデンクラフト リブさん :  https://www.gardencraft-lib.com/)

⑤下草などバラではない植物もきちんと手入れをする

渡辺邸ではバラの生えている下に塀があり、そこにコンボルブルスが塀の上から下へ向かって伸びて咲いていました。
このコンボルブルスも渡辺さんはきちんと手入れしています。

花がちゃんと咲く元気なコンボルブルスなのですが、具体的な手入れ方法としては「塀の上の方で切ってしまう」とおっしゃっていました。
なぜかというと切ったところから次の花が咲くので、バラのすぐ下に青い花がたくさん咲き、バラの下がスカスカにならないからだそうです。

⑥早咲きから遅咲きまで咲く速さのちがう種類を育てる

最近は暖かいことが多くバラも早く咲くのですが、早咲きだけ育てるとその時期が済んだらもうバラの花がなくなってしまいます。

バラの花を長く楽しむためには早咲きから中咲き、遅咲きまで咲く速さの違うバラをいくつも栽培すると1ヶ月くらいバラの花を楽しむことができると渡辺さんはおっしゃっていました。
そしてそれぞれが花もちがいいと長く花の時期を楽しめるので花もちは大切だとのことです。

バラにも早咲き・中咲き・遅咲きがあるのですね。これは覚えておいた方がよさそうです!

 

・オープンガーデン「エール(Open Garden Toyohashi)」について

渡辺さんはオープンガーデンのグループの一員であり、美しいバラの庭の見学を受け付けています。

エール(Open Garden Toyohashi)についてはwebサイトがありますのでご興味のある方はぜひ一度サイトを覗いてみてくださいね。

またInstagramもあるそうなのでチェックしてくださいね!

(Instagramアカウント:エール(オープンガーデン豊橋)@opengardentoyohashi)

今回のまとめと次回のお知らせ

今回は渡辺さんのお庭の最盛期を訪問し、たくさんバラの紹介をしていただき、きれいに見せるポイントを教わりましたがバラは手がかかるかと思ってしまいますが見た目の美しさや香りなど、手間暇を越える魅力がありますね。

現地はとてもたくさんの花とバラが咲き、そして周りでは鳥たちの鳴き声、緩やかな風はバラたちの香りも運んで来てくれて本当に癒しの空間となっていました。
この景色を、香りを、雰囲気を体験していただきたいなと感じました。

そして次回の予定は「渡辺さんとバラを植えてみよう!」と題してバラを実際にガーデンガーデン豊橋本店で植えてみます。
植える時のコツやポイントを教えていただこうと思うのでこちらも楽しみにしていてくださいね!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。