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2026年3月『いちじくスクール』レポート
追肥・穂木づくり・新植を実践しました

3月14日(土)、蒲郡市にあるマルシンファームさんの圃場にて、
第7期 イチジクスクールを開催しました。
3月は、イチジク栽培が本格的に動き出す大切な時期です。
今回の講習会では、
・元肥
・穂木づくり(挿し木)
・新植(苗木の植え付け)
といった作業を実践しました。
イチジクはただ育てるだけではなく、栄養の入れ方、枝の使い方、樹の形の整え方によって、その後の成長や収量が大きく変わる果樹です。
今回も、実際の畑でプロの管理を見ながら、受講生の皆さんと一緒に一本一本確認しながら作業を進めました。
それでは、当日の様子を写真とともにご紹介します。
追肥スタート

「3月は元肥」です。
イチジクは春になると、一気に芽を動かし、枝を伸ばし始めます。
そのため、動き出す前にしっかり栄養を入れておくことが重要です。
今回、マルシンファームさんでは、油かすを中心に元肥を行っていきました。
ここで栄養が不足すると、春からの伸びが弱くなり、その後の樹の勢いにも差が出てきます。
イチジクは、春のスタートで勢いをつけることが大切な果樹です。
受講生の皆さんで施肥作業

「肥料を入れる位置」
イチジクは、枝の広がりに合わせて根も広がっていきます。
そのため、肥料は木の根元だけでなく、枝の下あたりまで意識して入れることが大切です。
根の動く範囲に合わせて施肥することで、樹全体にバランスよく栄養を届けることができます。
穂木づくり

「穂木づくり」
2月の剪定で切った枝は、そのまま捨てるのではなく、新しい苗木のもととして活用できます。
イチジクは、挿し木で増やしやすい果樹です。剪定した枝も、使い方次第で次の1本につながります。
穂木づくりに挑戦

穂木づくりは、切る位置や向きがずれると、その後の発芽や根の動きに影響が出ます。そのため、
✔ どこで切るか
✔ 上下の向きを間違えない
✔ 芽の位置を確認する
こうした基本を一つずつ確認しながら進めていきます。
穂木完成

受講生の皆さん、それぞれ5〜10本ほどの穂木を作成しました。
穂木は保管方法も重要です。乾燥しないよう注意しましょう。
ポットでも育苗

今回は、畑だけでなくポットや鉢での育苗方法も学びました。
ポットで育てると、
✔ 水分管理がしやすい
✔ 発根初期の環境を整えやすい
✔ 自宅でも再現しやすい
というメリットがあります。畑がなくても、まずは鉢やポットから始められる。
これも初心者の方にとっては大きなポイントです。
新しい圃場へ移動

場所を移動して、マルチを張った新しい圃場へ向かいます。マルチを張ることで、
✔ 地温を確保する
✔ 土の乾燥を防ぐ
✔ 雑草の発生を抑える
といった効果があります。特に植え付け直後は、
根がまだ十分に張っていないため、環境を安定させることがとても重要です。
発芽ポイントの確認

ここはとても重要です。「どの芽が伸びるのか」を確認する場面です。
一見すると小さな芽ですが、この芽がこれから伸びて、将来の主枝になっていきます。芽がまっすぐ伸びるように、穂木は斜めに植えこみます。
植え付ける苗木

こちらは、昨年挿した穂木が1年でここまで成長した苗木です。
穂木からスタートした枝でも、きちんと管理をしていけば、しっかりとした苗に育ちます。
この姿を見ると、穂木づくりが“ただの体験”ではなく、実際に将来の栽培につながる技術だと実感できます。
植え方の説明

ここは基本中の基本。「植え方の確認」です。苗木は、ただ穴に入れればよいわけではありません。大切なのは、
✔ 植え付けの深さ
✔ 苗の向き
✔ 植える位置
をしっかりそろえること。ここがずれると、その後の生育に差が出やすくなります。最初の植え方が、その後の樹の育ち方を左右します。
実際に植え付け

いよいよ定植作業です。一本一本、受講生の皆さんで確認しながら
丁寧に植え付けを行いました。
植え付けは、最初の一歩ですが、この一歩を丁寧に行うことで、その後の生育が安定します。
土づくり

「土づくり」
植え穴をしっかり掘り、牛糞堆肥を入れていきます。
✔ やわらかく
✔ 空気を含み
✔ 根が伸びやすい土
を用意しておくことがとても大切です。
植え込み完了

植え付けが終わり、一本一本しっかりと植え込みが完了しました。
植え付け後は、まずたっぷりと水やりを行います。そして、高さ40〜50cmで切り戻しを行いました。
穂木プレゼント

今回の講習会では、受講生の皆さんに穂木をプレゼントしました。
実際に講習会で学ぶだけでなく、ご自宅でもイチジク栽培にチャレンジしていただける内容です。学んで終わりではなく、
自宅でも実践できる。それもこのスクールの大きな魅力のひとつです。
マルシンファームさんのイチジクについて
蒲郡市にある一軸農家、
マルシンファームさんのイチジクは、甘くて美味しいととても好評です。
蒲郡市内では「サンヨネ」さんなどで販売されており、
さらに今年の9月〜10月頃にはガーデンガーデンでも販売予定です。
実際の畑で栽培を学びながら、その先に“食べる楽しみ”があるのも、このスクールの魅力です。
次回スクールのご案内
第3回スクールは4月18日(土)開催予定です。
内容は、
・芽かき
・上芽除去
を予定しています。
イチジクは、春以降の芽の管理がとても重要です。
どの芽を残し、どの芽を取るかで、その後の樹の形と実付きが変わってきます。
スポット受講も可能です。ご興味のある方は、ぜひお気軽にお電話ください。
まとめ
3月の講習会では、
追肥・穂木づくり・新植と、これからのイチジク栽培の土台となる作業を行いました。
第7期イチジクスクールでは、初心者の方でも分かりやすいテキストと実践を通して、毎月少しずつ栽培を学んでいけます。
4月のスクールも、皆さまのご参加をお待ちしております。
