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2025.06.23 column

2025年6月『イチジク講習会』レポート

※本記事にはプロモーションが含まれています。

ガーデンガーデンでは愛知県蒲郡市にあるイチジク農家さん「マルシンファーム」さんと一緒に講習会を開催しております。

今回は2025年6月に行った講習会の様子をお届けいたします。

今回のテーマは「芽かき・誘因・病害虫対策」です。

まずは現在のイチジクの様子を見ていきましょう。

6月21日 イチジクの実は路地栽培で大きいものだと30㎜(3センチ)を越えていました。この品種はドーフィンです。

イチジクの枝も高いものだと2メートルを越えていますね

3月に挿した穂木も60cmを越える高さまで成長しています。(穂木づくりに肥料は使用していません)すごい成長ですね。

では早速今回のテーマ「芽かき」から見ていきましょう。

イチジクの実が成っているお隣から「わき芽」が伸びています。このような枝をしっかりと取ることで栄養を実に集中させて美味しいイチジクを作っていきます。
ポイントは実と反対方向に枝を折るようにすること!そうしないと実まで一緒に取ってしまいます。

わき芽は主幹にもたくさん出てきます。そのため5月に枝決めした枝以外の枝や葉っぱ、わき芽をどんどん取っていきましょう。

続いて誘引です。イチジクの枝の誘引は支柱だったり、ヒモだったりと色々です。ここの圃場ではヒモでの誘引をしていきます。「くきたっち」という資材を使ってヒモとイチジクの枝を固定していきます。

6月は病害虫の季節です。今年は「イチジクヒトリモドキ」の発生が多いです。

「イチジクヒトリモドキ」は蛾の幼虫です。イチジクの葉っぱを葉脈を残してほとんど食べつくします。。

「イチジクヒトリモドキ」の卵です。葉っぱの裏についていますので、見つけ次第つぶします。

成長した「イチジクヒトリモドキ」、ゲジゲジしています。ケムシ類が苦手な方は

住友化学園芸 殺虫剤 ベニカJスプレー」がケムシ専用でおすすめです。

続いては「アザミウマ」対策です。

粘着シート「ホリバー」です。これはアザミウマを捕まえるというよりは、発生している数を確認する目的で使用します。小さい点々が「アザミウマ」です。写真でもよく見えませんね。

マルシンファームさんは特別栽培でイチジクを育てています。そのため一般的には農薬をしようしてアザミウマを退治しますが、農薬をしようせずにアザミウマと対峙するためにアザミウマが侵入するイチジクの「はとめ」部分にサージカルテープを貼っていきます。

それ以外にもこちらはイチジクに袋掛けをしています。毎年様々な方法を試しながらアザミウマと戦っているんですね。

カエルがいました。これからは暑さや雑草との戦いもありますので、無理をせずに栽培を楽しんでいきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!
今回の講習で初めて参加される方も見えました。イチジク講習会は1回だけのスポット受講も可能です。お気軽にお問い合わせください。

イチジク講習会第6期もあと7月と8月の2回となりました。

またのレポートをお楽しみに!

イチジク講習会のスケジュールです。途中からでも参加可能です!ぜひご連絡お待ちしております!